2014年07月01日

何故隠密

隠密と檀蜜はちょと似てる。

『超高速!参勤交代』を観に行ったのだけど、なんとも消化不良……や、やばい、『SHINOBI』レベルに私には合わない映画だったかもしれん……。

以下ネタバレ。

参勤交代から戻ったばかりの弱小藩藩主が、普通に8〜10日かかるところを5日でもう一回参勤交代しろと言われてえっちらおっちら向かう話。

で、その参勤交代に関するドタバタは面白かったんだけど、突っ込みどころが多すぎて…。

●隠密邪魔!
途中で合流する雲隠段蔵と名乗る忍者vs江戸の隠密衆との戦いがあるんだけど、なんかこれがあるせいで妙に安っぽい話になっちゃったというか…。
しかもなぜか隠密衆の方々、妙に棒読み。しかも『SHINOBI』で思い知った忍者+ワイヤーアクションの相性の悪さ再び。
正直なところ、陣内さん演じる悪役もこれだけおおっぴらに大立ち回りさせてたら言い逃れできないでしょうに。
味方の雲隠さんも、大風吹いてる中火薬使って爆発させて大丈夫かよ……。

ついでに、内藤さまが「隠密は切り捨て御免」って言ってたけど、え、そうなの??

●湯長谷藩無双
いくらなんでも強すぎるだろう湯長谷藩。
むしろ隠密が弱いのかそうなのか……だから、弱くて棒でワイヤーアクションな隠密ってなんのために……。

●おさきさん??
深キョン演じるおさきさんはいいキャラだと思ったんだけど、ラストで突然すらすらと武家言葉を使うのにがっかり……口が悪いのがよかったんじゃん!
駕籠から降りて老中首座に向かって「お殿様だって誰だってただの人間さ」と語るところも、「えっ?いきなり出てきて何言い出すのこの子?」ってなるよね。別にそれまでの話に参加してたわけでもないし。せめて話の流れでその台詞言って欲しかった。


「泣ける!笑える!エンターテイメント!」を目指してたんだろうし、そういうのが好きだという人も多いんだろうけど、個人的には笑い9:泣き1くらいのバランスで見たかったなコレ。
posted by minozy at 18:22| 演劇

2014年04月24日

蒼の乱

先日は友達と劇団☆新感線『蒼の乱』観に行きましたー。
かるーく感想です。

今回すごくうれしかったのが、平幹二郎さんを生で観られたことです……というのも、中村勘九郎さん主演の『真田十勇士』では、キャスト表に名前はあったけど映像だけの出演だったから。
こちらの『真田十勇士』についてはいろいろ言いたいことがあったんだけど、それは置いといて。

!以下ネタバレ!

『朧の森〜』『シレンとラギ』系統のバッドエンド話かと思いきや、ちょっと違った。
松ケン演じる将門も天海さん演じる蒼真もギャップがあって可愛いキャラというか…豪胆で騙されやすいw将門が一貫して蒼真を守るために行動してたのも、実は強い蒼真が一幕では結構女性らしいキャラだったり。
早乙女さんも蘭兵衛系のスカした美形役かと思いきや、ネタ担当だったし。
梶原さんの、ちょっと一癖ある役もよかったな〜。
平さんは、やっぱりすごかった!もうセリフが重い重い!!
大臣役の時の最後のセリフも、平さんの声と共に明かりが下がっていくのがよかった。

バッドエンドといえばバッドエンドなんだろうけど、後味はさわやかでした。



じゅんさんはまさかの馬役でした。

馬……。

「黒馬鬼」という役名だったのだけど、最初キャスト表確認してなかったので「クロマティ」に聞こえて、「クロマティてwwww名前からしてwwww」と笑ってしまった。ごめんじゅんさん。

松山さんは舞台二回目だったんだね〜。
演技はもちろんだけど、なにより叫んでも台詞が聞き取りやすくてね!松たか子さんの演技を見てる時と同じような、「まっすぐ台詞が飛び込んでくる」感がありました。
その感じが将門の役にぴったり合ってて、かっこいいけど愛嬌もあるキャラになってました。
いい役者さんだなあ。
なんとなく『デスノート』を観たくなりました。

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ところで、観に行くために出かけた際、久々に前のめりにコケた。
膝が破れたタイツは替えたけど、さして血も出てないし…と絆創膏は買わなかったんだが、一緒に観に行った友達がたまたま膝の擦り傷にジャストサイズの絆創膏を持っていた。
なんと運命的な…。

ありがとう、そしてありがとう!
posted by minozy at 20:53| 演劇

2013年04月30日

しゃばけ

舞台版『しゃばけ』観てきました!

原作は一作目の「墨壺」の話。
なんというか……「??」の多い舞台でしたな……。

原作と設定の変わったところがまず多い。

●若旦那は17歳→40歳に。
●妖二人は上方出身で関西弁。
●奉公に出されたのが若旦那の兄から弟に変更。

この辺りで既に「??」は多かった。
若旦那がセクスィー部長でおなじみの沢村さんで、幼馴染の菓子屋の栄吉が宇梶さんだったんだが、最初沢村さんが仁吉で宇梶さんが佐助だと思ってたんだ…。
ちなみに弟役はボウケンレッドの高橋さん。高橋さんが若旦那でよかないか??

そして上演時間が長い!
休憩込み3時間程度なら新感線とか、小劇場系でもよくあるので慣れているんだけど、これそんなに長くする必要あったかなあ。2時間くらいで丁度いいんじゃ…。
お笑いネタも天丼が多すぎて後半飽きちゃうんで、お母さんの歌も「マジで三番まで歌うの?!」と思ったし、増田屋のお嬢様は何のために出てきたのか分からんし、親分と長崎屋の旦那の下りも長い。かわうそと鈴彦姫の下りも何のためにあったんだ。

ちゃんとやるんだろうと思った人情話部分はサラッと流されるし、「んん?『しゃばけ』はそこが売りじゃないのか??」と…。

若旦那がどうにも丈夫そうで、ラストに「今年もまた一年生き延びた」と言っても「いやそりゃ元気に踊ったり立ち回ったりしてたもんな…」と感慨も特になく。
ドラマ版も若旦那が元気そうでしたが、それでも話は原作通りだったのでよかったんですがねえ。

うーん、これ『しゃばけ』なのか……??

セクスィー部長も宇梶さんもボウケンレッドも、山内さんもマギーさんも好きな俳優さんたちなので、もっとしっくりくるキャスティングをして欲しかったなあ。
そして原作のタイトルを掲げるなら、せめてそのベースになるものは崩さないで欲しかった。
『SHINOBI』の時にもすげー思ったけど、なんでこうベースになるものまで崩してそのタイトルにしようとするのかなあ。
原作つきでも新感線の『吉原御免状』とか映画版『るろうに剣心』とか、映像化や舞台化のために詳細は変えても面白い部分をちゃんと残してるものもあるじゃないのさー。舞台版『半神』みたいに全然変わってしまってても、原作のテーマを伝えてくれるものだってあるじゃないのさー。


そんな感じでちょっとガックリでしたが、次回は『真田十勇士』を観に行きます。
劇場内に流れてたPVがすげーカッコよくてどうしよう。
その前に『小野寺の姉、小野寺の弟』『ドレッサー』あたりを観にいけたらいいけど、いけるかなー。
posted by minozy at 00:31| 演劇

2013年02月10日

ZIPANG PUNK

観たのは1月中の話になりますが、劇団☆新感線『ZIPANG PUNK』の感想!

五右衛門シリーズのラスト!ということで、一作目に出てきた右近さん演じるアビラ、二作目に出てきた高田さん演じるマローネ+浦井さん演じるシャルルも登場するという、続けて見た人にとっては楽しい作品になってました。

何よりよかったのは、三浦さんと蒼井さん!
二人とも今まで特に好きでも嫌いでも…という感じだったんだけど、三浦さん踊りもキレがあって歌も上手い!スカした明智役がピッタリはまってました。
蒼井さんもテレビで観てる感じだとハスキーな声のイメージだったんだけど、めちゃくちゃ声が可愛い!!小さい身体でぴょんぴょん跳ねながら歌って踊ってるのが可愛くて、イメージを覆された。何となく喉が弱そうな気がしてた(何だそりゃ)んだけど、いい声してたなあ…プロフィール観たら、『アニー』出身だったんですね。

高橋由美子さんも「期待されてるのは高田さんポジションだと思った」というパンフでの言葉どおり、曲者だけど憎めない尼さん役を演じられてました。

物語全体のことを書こうと思ったんだけど、なんかいろいろ細かい事は覚えてるのに全体の流れを覚えてないな…w
まあとにかく、ラストも明るくTHE娯楽!といった感じで楽しかったです!
いろいろ設定に矛盾があったりするけど、それが気にならないというのが何だか昔のジャンプ漫画のようですな。でもそういう突っ切った面白さってのもアリだと思うんだよなあ。

個人的には三浦さんと蒼井さんが甘酸っぱい青春なやりとりをした後で、「あたしが余韻を壊すのよ!」と登場してきた高田さんが好きですw
ああ、『薔薇とサムライ』DVD持ってないんだけど、ほしくなってきた。薔薇サムではさやか嬢がお気に入りです。本当かわいい。
posted by minozy at 12:13| 演劇

お久しぶりの

1/19に発売したサンデーGX2月号は『書生葛木信二郎の日常』鬼と交わす約束(前)、今月19日に発売の3月号ではその後編が載ります!
なんか慣れないシーンをいっぱい描いたので疲労感がパなかったですが、個人的に好きな話なので、よろしくです!

で、お先に拍手レス〜。
>山さん
お久しぶり!おお、山さんもボードゲームやってたのか!
カタンは4人くらい集まったらやってるよ〜。あれはハマるね!
さすがにまだイベントに行くまではいかないんだけど、今度やりたいねえ♪


先月の仕事をあげてから、なんとなくいろいろ映画が見たくなったので何本か。
別館サイトに載せてた感想の転載ですが。
『ZIPANG PUNK』も観たので、そちらの感想も今度アップします。

●『ラストコーション』
→予告
タイトルだけは知ってたけど、18禁だったんかコレ!!
い、いやー観たけど18禁にするほどのもんかな……よっぽど15禁の『ドラゴンタトゥーの女』の方が描写的にも倫理的にもヤバイシーンが満載だった気もするけど、そこはお国柄の違いだろうか。
ちょいと話は逸れるけど、范冰冰主演の映画も「猥褻すぎる」という理由で上映禁止・製作陣に指導が入ったという話題もあったし、その辺かなり厳しそうだなあ。
しかしコレ、お堅い話と女優さんの華奢な体つきも相まって、さっぱりエロくなかったね…。
あ、でもトニーさんのオールバックとケツは素敵でしたね!

ってエロ描写は置いといて、哀しい話ですなあ…。
ヒロインにとっちゃ、工作活動するのも、学生時代から好きだった相手が自分に振り返ってくれるのも、トニーさん演じる役人に惚れるのも、何もかもが後手後手で、タイミングが悪すぎる!
あと有閑マダムは麻雀やりすぎ。どんだけ打ってんだ麻雀!と突っ込みつつも、あのシーンはピリッとした緊張感があって好きでした。

雰囲気いいし、好きな時代設定だしもうちょっと救いがあっても…!って思ったけど、考えてみたら好きな映画の『SPL』も『ブラッドブラザーズ』もバッドエンド落ちでしたな。
ヒロインが自分で選んだ道というよりは、好きな男や仲間達に流れ流された果ての結末だから、より救いがあって欲しかったのかも。

そういった意味では、ゲスい男がゲスいラストを迎える『潜入黒社会』は、ある意味スカッとする映画だったんだな…。

●『モンガに散る』
→予告
ここ最近観たアジア映画の中ではトップ3に入る!
台北の繁華街・モンガを舞台にした台湾極道(恐らく作中では台湾黒道と言ってた)の話なんだけど、いわゆるノワールものとは違うというか、印象的には青春映画+日本の仁侠映画に近い感じ。

主人公のモスキートは、友人ドラゴンたちと極道の道に進むものの小競り合い程度の喧嘩しか出来ず、顔に痣のある娼婦シャオニンとプラトニックな恋に落ちたり、ヤクザ的な暴力に対して一歩ひいてるので悪い感じがしない。
ドラゴンたちと義兄弟の契りを結び、じゃれあう姿は本当に可愛いんだけど、もう見てる最中から「ああ、こっから堕ちてくのね…」といやな予感しかしない。
モンクとドラゴンの絆も強いんだけど、強いからこそ父親を亡くして部屋の隅っこで泣くドラゴンを抱きしめながら自身も泣く、というシーンが哀しくて仕方ない!裏切ってドラゴン父を殺したのはモンクだからね…!
なんかこの、表向きの立場はドラゴンが上でモンクが下なんだけど、ふとした時にドラゴンの方が取り乱して弱くなって、モンクが冷静に支えるという関係がいいなあと思う。
モスキート、モンク、ドラゴンを始め、若手さんの演技がすごくいいです。シャオニンも可愛くて、抑えた演技だけどモスキートとのエピソードがほんわかします。でもアペイがノンスタイルの片方にしか見えないのどうしよう。

モンクに撃たれたモスキートが、「俺が両手を広げて抱きしめると思ったんだろう、つまりお前はまだ俺を信じてたんだ」という下りもまたいいんだ…!結局モンクもモスキートも、仲間を完全に裏切れないというところが。
モスキートが飛び散る血しぶきを桜の花と幻視する場面も泣いてしまう。

ああ、モスキートには生きてシャオニンを幸せにしてあげて欲しかった。

●『宇宙人王(ワン)さんとの遭遇』
おバカ映画が見たくて借りてきたのに、なんてこったい。
posted by minozy at 00:04| 演劇